考えよう 3
前回の続きですが、彼は考えているうちに文章記述が変わってきました。
「もし私が会議に出て意見を言ったたばかりに、じゃあお前がやれと指名される公算は大です。すると私は仕事と責任がふえて閉口したにちがいない」と。
そしてこうも考えました。
「アメリカの病院長は、医者ではなく、文系のアドミニストレーション専攻の人がなることがあります。同じように私と惇攻のちがう人が会議に呼ばれることもありうることである」と。
ところでこうした文章記述というのは意識のすぐ下にひそんでいるから、じっと考えているうちに浮かびあがってくる。
精神分析を受けないと発見できないしろものではないそうです。
いわゆる潜在意識(あるいは前意識)にひそんでいるものです。
したがって精神分析のように無意識界を夢分析などで探索するほど大袈裟なものではないのだそうです。